精神疾患・障がいを抱える方を支援するブログ

経験者だから感じる視点で、読者の方に少しでも希望を届けたいと思います。

障がい者雇用水増し不正問題-4

このネタは前回で終わりにしようと思っていたのですが、今朝のニュースにかなり腹が立ったので投稿します。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

うーん、何とかいうか。。これは野党や障害者団体でなくても批判しますよ。

ザ・お役所。企業からは障がい者を雇わなかったら罰金取るのに、役所はお咎めなしですか。ダブルスタンダードもいいとこ。筋が通らない。

まあこんなもんかなと思いますが、それでも真剣に腹が立ちました。

 

国(厚労省)が定めたルールでは、

”常時雇用している労働者数が100人を超える障害者雇用率(2.2%)未達成の事業主は、法定雇用障害者数に不足する障害者数に応じて1人につき月額50,000円の障害者雇用納付金を納付しなければならないこととされています。”

引用:独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構HP

 

企業は障がい者不足1人につき月5万円、年60万円も利益から払わないといけないんですよ。それが役所は不足していても処分せずって。。しかも、障害者雇用を進める本丸である厚労省ですからね。。もう民間企業から罰金を取るべきではないでしょう。

 

この問題の私の感情的には、

障がい者雇用水増し不正問題で呆れる 

 穴埋めするために無理やりの障がい者雇用計画でさらに呆れる

「処分に値する違法な行為はなかった」とかで処分スルー。もはや呆れるというか

いい加減にしろよ!!(←今ここ)

 

悪いことをしたら謝らないといけないのは小学生でも知ってること。その基本を実行できないなら誰からも信頼されません。

 

処分といっても公務員なら民間と違ってクビになることもないのに、まともに責任取れんのか!と思いますね。

お役所の論理があって鬱屈した思いの職員もいると思いますが、私が企業の社長の立場で罰金を請求させたら、おたくが違反しても何もしないのに、なんでこっちは払わないといけんのや、って言いますよ。

 

この後処理のまずさは、水増し不正をしていたこと以上に罪深いと思います。

障がい者雇用水増し不正問題-3

前回の続きです。

 

一般に障がい者雇用がうまくいくかどうかは障がい者本人次第と思われていますが、それだけではありません。受け入れる職場の風土、モラル、文化といったものが大きく影響すると思います。

はっきり言って、障がい者を受け入れるだけの風土、モラル、文化がない組織は障がい者を雇用しない方がお互いにとって良いと思います。だから、とにかく数合わせ的に障がい者を雇用しろというのはとても無理がありますし、それは本人の特性や希望を考慮しない機械的な採用や配置、そして離職に繋がると思います。

 

最近読んだ本の紹介ですが、「障がい者の能力を戦力にする」(著者:川島 薫)。

障がい者の能力を戦力にする - Google 検索

 

著者は、楽天ソシオビジネス(楽天の特例子会社)の役員として活躍されている方で、自ら身体障がい者です。この会社は黒字経営を続けており、障がい者を戦力にするノウハウが紹介されています。

障がい者がやっているから赤字でもいいというのは絶対に間違いで、企業である以上、黒字を目指して経営するべきだと思いますし、それを実践されている優れた会社です。

 

障がい者が法律を守るための単なる人数合わせではなくて、職場の中で本人の強みを発揮できて、やりがいを持って働くことができて、結果として会社が黒字になる(公的機関であれば市民により良いサービスを提供できる)。そういう職場がどんどん増えていけばいいなと思います。

障がい者雇用水増し不正問題-2

前回、「障がい者雇用水増し不正問題」を書きましたが、省庁は来年度までに大幅な人数の障がい者を雇用して穴埋めしようとしていることが先月ニュースになっていました。

 

www.tokyo-np.co.jp

 

あまりの無茶苦茶ぶりにただ呆れかえるほかないです。こんな中身のない人数合わせをしても、雇う側も雇われる側も不幸な結果になるのは目に見えてると思うのですが。。

 

障がい者雇用というのはそんなに簡単なものではありません。言うまでもなく、就労というのはその人の人生がかかった大事なイベントであり、適当な話ではないからです。

ダメだったら福祉事業所に戻ったらいいという考えで軽く就職させて、結果的に障がい者に大きなダメージを残したらどうなるのか。崩した体調や失われた自信はそう簡単には回復できません。一般の人の就職が失敗するよりも、よりダメージが大きいことは理解しておかねばなりません。

 

そもそも現在の障がい者雇用率2.5%(公的機関の場合)というのが妥当な数値なのかも良く分かりません。背伸びしすぎて実態は全然違うのですから、目標が高すぎるのではないだろうかという疑問もあります。

 

聞いている話では、再来年のオリンピック・パラリンピックを見据えて、来年度は障がい者関係に結構予算がつくそうです。それ自体はいいことですが、形ばかりを気にして中身がないということにならなければいいのですが。

障がい者雇用水増し不正問題

最近、行政の多くで障がい者雇用が長年に渡って水増し不正されていたニュースが話題となりました。

障がい者雇用を先導すべき行政側で長年の不正が明るみになり、ショッキングなニュースでした。

 

国の行政機関の実雇用率は公表されていた2.49%ではなく、その半分以下の1.19%。

身体障がい者の民間企業への雇用が義務づけられ、障がい者の雇用状況の公表が始まった1977年当時の民間企業の雇用率が1.09%なので、国の障がい者雇用は進展しているように見えてほとんど変化していない実情が浮き彫りになりました。

 

この実情はもちろんけしからん!という種類のものですが、一般の障がい者雇用に対する本音を示したものとも言えそうです。

一般人で障がい者に縁がない人(自分にも家族など身近な人にも障がい者はいない人・専門ではない人)は、障がい者のことは分かりません。特に精神とかは非常に分かりにくい。

そして、障がい者の多くは一般人の生活圏内にはあまり入ってこないので、障がい者の存在に気づかなくても生きていけるのです。

 

はっきり言うと、一般人の多くは障がい者に対して面倒という意識を持っていると思います。

いや、それは責められません。障がい者のことが良く分からないし、実際配慮をしなければいけないと言われても面倒なことと思うのは分かります。

 

だから、障がい者雇用率が今年度から引き上げられましたが(民間企業は2.2%)、それに対して前向きな意識で取り組める組織はごくわずかで、多くはしょうがないから、違約金が取られるから、CSRコンプライアンスもあるから、という後ろ向きな意識で取り組んでいる組織がほとんどだと思います。

 

つまり、障がい者をコストがかかるものと捉えていて、戦力として捉えていないのですね。その結果が、行政まで水増し不正をやっていたという事実に行きつくのだと思います。

 

私は障がい者を守るべき人達とは思っていません。

当然ながら配慮は必要ですが、彼らもキャリアアップできるし、自立も目指せる。そう信じています。

 

障がい者雇用をしている行政や企業は障がい者のキャリアアップを支援していますか?

きれいごとではなく、それが結果的に、障がい者だけでなく、組織にとってもプラスになると思うのですが。

薬と精神疾患-3

前回の続きです。

 

mikakin.hatenablog.com

 

でも病気になってから3年後、アモキサン含め当時飲んでいた3種類の薬を全て変えたことがありました。

その時はもうどうなってもいいやと良い意味で開き直れてたんですね。悪くなったらどうしようという追い詰められた気持ちではなかったから、医者の言う通りに薬を変えることに挑戦しようと思えた。

 

その時までは6割位は体調が回復して一応仕事もできるけど仕事でも生活でも充分なパフォーマンスが出せない足踏みした状況にずっともどかしさや不安を感じている状況でしたが、薬の大幅変更と気持ちの開き直りがきっかけでこの頃からずっと打ち破れなかった体調の壁を超えることに成功し始めました。

これも薬が治したというよりは、薬で自分の負担が減ったことが一因となって、色々なことが好転して結果的に体調も好転したということなのだと感じます。

 

自分に合った薬を飲むことは悪いことではありません。医療関係者によると、薬の役割には積みあがっていくストレスで再発してしまうのを川の堤防のように防ぐ役割があるそうです。

今の薬に不安や疑問があるなら、どれが自分に合った薬なのかを医者と相談してみること、場合によっては医者を変えたり薬を変えたりといった試行錯誤することが必要です。

 

今、薬の副作用に悩んでいる方も体調が好転して減薬できれば副作用が軽減されると思います。でも、精神疾患に使用される多くの薬は効果が強いので、医者と相談しながら焦らず段階的に減薬して欲しいです。

結果的に薬がゼロにならなくても構わないと思います。薬がゼロになることが治るではなく、薬を飲もうが飲んでなかろうが日常生活で自分のパフォーマンスに支障がなければ良いのですから。

薬と精神疾患-2

前回の続きです。

 

mikakin.hatenablog.com

 

私が感じていた薬の副作用は、例えば、脈拍は常に110前後だったので疲れやすいとか、ろれつがうまく回らなくて人前で話すことに自信が持てないとか、物を持とうとすると手が震えてしまうとか、大幅に太ってしまったとか。。

これって薬の副作用なのか、それとも別の何かなのか当時は良く分からなくて悩んでいました。医者もはっきり言ってくれないし。

でも、今ならはっきり分かります。ほとんど薬の副作用だったんだと。実際、今は当時に比べれば凄く楽です。今書いた諸々の問題は全くありません。

 

私は入院当時、数種類の薬を一日10個以上服用していました。結構な量だと思うのですが、病院内では私はまだ少ない方だったと思います。

毎食後に皆が薬をもらうために並ぶのですが、中には手に山盛りの薬をもらっている人もいたりして、びっくりした記憶があります。こんなに飲んで死ぬんじゃなかろうかと。

医者にも色々な考えがあるとは思いますが、それでも対症療法を繰り返して毎食後に山盛りの薬を処方することが正しいとは絶対に思えません。そんなに薬を飲むともう何が悪いのか訳分からなくなるだろうと思いますし、明らかにおかしいと思います。

薬を処方するのは医者なので、自分が信頼できる腕の良い医者に診てもらうことはとても大事なことです。医者との関係をどう考えるかは別の時に書こうと思います。

 

今の薬で良いのか分からないし、自信もないけど、薬を変えてもっと悪くなったら嫌だし、、と考えが行ったり来たりしていませんか?

私は主剤のアモキサンに不満がありました。ネットで調べても脈拍が早いのはこの薬の副作用のように思いましたし。

でも当時の自分を不完全でも支えているのはこの薬だとも思っていました。アモキサンを変えてもっと悪くなったらどうしようという思いがあり、なかなか変更に踏み切れませんでした。

むしろ医者が薬を変えようとした事もあったのですが、自分がかたくなに変えたくないと言っていました。薬を変えることで落ちてしまうのが怖かった。続きは次回で。  

 

薬と精神疾患-1

最近、社会時事ネタばかり書いていましたので、今回は本題の精神疾患に関するテーマを書きたいと思います。

 

今回のテーマは薬。精神疾患に悩んでいる方にとって薬は切り離せないものです。

薬との付き合い方に不安を感じたり、悩んでいる方はとても多いと思います。今服用している薬で本当に大丈夫なのか、体調に色々問題があるが薬の副作用ではないか、薬の量が多すぎるのではないか、ずっと飲み続けないといけないのではないか、等々。

 

精神疾患の場合、薬を飲んだら回復する、治るというのはあまりないと思います。であれば薬を飲まなくて良いのかというと、それも極端な意見だと思います(一部でそういう意見もありますが、私は賛成できません)。

私の経験的な感覚だと、薬自体に治す力はそれほどあるように思えませんが、日々の体調を整えることはできる。自分に合う薬を適量服用すれば日々の体調は整いやすく、そのため自分の体調や生活に伴うストレスも軽減されて、結果的に体調が良くなる、症状によっては薬も減るというように感じています。

鶏が先か卵が先かのような話ですが、薬は必要、ただし自分に合った薬を適量で、ということだと思います。

 

といっても、自分に合った薬を適量で、って自分ではなかなか分からないから難しいです。

私の場合、うつ病になって入院した時は、アモキサンという抗うつ剤が主剤の処方でした。結構な量でした。退院後にネットで調べると、三環系抗うつ剤という古いタイプの薬で効果は大きいが副作用も大きい、一般的にはSSRISNRIといった新しいタイプの抗うつ剤が処方されることを知りました。

それでなぜ自分は三環系なのかと主治医に聞いたら、「まあ、あなたは軽くなかったですからねえ。」と言われ、やっぱり自分は重症なのかと落ち込んだ思い出があります。長い間、薬の副作用に苦しんでいました。